高崎桂昇ブログ

民謡/三味線/尺八を通しての日常生活

ヴィンセントが教えてくれたこと

タツ山下さんのように棚からひとつまみ、

録り溜めてあったTV映画の中から前夜は

「ヴィンセントが教えてくれたこと」を

観覧。

映画館で観た数少ない作品「ゴースト・バスターズ」でとぼけた演技が記憶に残る

あのビル・マーレイが悪ジジイ役。

隣に引っ越してきたイジメラレ優等生の

小学生とやりとりしながら最高の相棒になっていくストーリー。

悪ジジイがリンゴを巧みに万引きするところから始まるこの映画。

TV観ていてもほとんど途中で寝てしまうことが多いのに、ついに眠らせてくれなかった。

 

勿論それだけ惹き付ける映画であることは

確か。

しかし最も釘付けになったのはエンドロールになって、誰が聴いてもわかるであろう

あのボブ・ディランの歌声。

邦題「嵐からの隠れ場所」

例によって超長い歌詞。

🎵もうひとつの人生で

血へどを吐く思いをしてるとき

黒いの美しく、道は泥まみれだったんだ

俺が荒野から見えない

何かから逃げてきたとき

「さぁおいで」と彼女は言ったんだ

「ここは嵐からの隠れ場所よ」🎵

 

意味深な歌詞が延々と続いていく。

字幕に並ぶ歌詞を観ながら

やっぱりディラン、ただ者じゃないと

思いながらも、奪われたのはビル・マーレイ

がたどたどしくなぞっていくユーモラスな

キャラの歌と、首から下げられたあの

懐かしいカセット・ウォークマン

だったのです。

 

時間をおいて、もう一度観たいのです。