高崎桂昇ブログ

民謡/三味線/尺八を通しての日常生活

岩木山と津軽三味線

私の津軽三味線師匠はプロ活動を中心にしながら指導教室を開講されていました。

 

師匠から聴いた雑談の中で、青森の津軽三味線奏者が「岩木山の姿を見ないと上手くなれない」と言っていたとの話。

ひょっとすると毎日岩木山を観ることが出来る青森に住んで修業することによって早く上手くなれる、という意味かもしれませんが。

 

まあ、いやみを含めての提言であったのかもしれません。

江差追分を考えますと、よく言われること。

やはり北海道の人でないと、なにか違うよね。

こんなことと同じニュアンスでしょうか。

 

重たいバチ付けが青森?

軽く早弾きバチ付けが今風?

どちらも津軽三味線であり、どちらも好きです。

 

さて、いつものように脱線ぎみです。

岩木山を眺める。

絵画モナリザを鑑賞する。

映画を観る。

旅に出て異文化を体験する。

文学に親しむ。

スポーツで汗を流す。

などなど、津軽三味線演奏とは関係ないような、いわゆる日常生活の中の楽しみ。

楽器演奏ってその背景に、すべての日常が

にじみ出るような気がします。

それなら少なくとも多くの素晴らしい異文化や芸術に接することがすごく大切。

 

音楽ならば、クラシックもオペラもジャズもロックもJポップも歌謡曲も演歌も浪曲も・・

髭男を歌う小学生の孫をみて驚くこの頃であります💦